#1:靖国神社の石額

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 靖国会館入口に向かって左手前の植え込みにドイツ空軍総監の記念植樹「ドイツの木」があります。その奥に目をやると石額「震出東方」が見えます。右端に「光緒十五年九月」、左端に「欽差北洋大臣李 建」とそれぞれ縦書きで刻まれています。光緒は、中国清の第11代皇帝である徳宗の元号で、光緒十五年は西暦1889年にあたります。裏面は擁壁のコンクリートで覆われています。大きさは横約3m、縦約80cmです。靖国神社管理課に尋ねましたら、奉納品ではないので(台帳に記載されておらず)よくわからない、軍が置きっぱなしにしたのかもしれない、という回答でした。確かに、靖国神社は陸軍・海軍の管轄下におかれた軍事施設でした。(T.T.)

「震出東方」の設置位置を示す航空写真  by google map

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