中国文化財を「元の場所に返還する」運動を進める賛同署名のお願い

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私たちは皆さまに、中国文化財返還への賛同のご署名をお願い致します。

共同署名の趣旨:

 私たち「中国文化財返還運動を進める会」は、日本が奪った中国文化財を「元の場所に返還する」運動を行っています。
 日本と中国は一衣帯水の隣国で、日本は二千年余の間に中国から漢字・行事・風習および日常生活の中にある箸・茶など多くの文化を受け入れ、中国との長い伝統的友好関係を築いてきました。しかし日本は、日清・日露戦争から日中戦争まで約50年間、中国に数次にわたる侵略戦争を行い、植民地支配を続け、その間に中国各地から石像・石碑、青銅器・陶磁器、仏像・書籍・絵画、考古資料など膨大な数の文化財を奪いました。
 日中国交正常化を実現した1972年の「日中共同声明」は「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と述べています。しかし日本は、中国から奪った文化財のほとんどを未だに返還していません。
 日本が、中国から奪った文化財を自ら積極的に「元の場所に返還する」ことは、「日中共同声明」が「両国間の恒久的な平和友好関係を確立する」と合意した趣旨に沿うものであり、日中間の平和と友好の実現に寄与するものです。
 私たちは、当面、日本が「日清戦争の戦利品として中国遼寧省海城市の三学寺から奪った石獅子」と「日露戦争の戦利品として遼寧省大連市旅順口から奪った唐鴻臚井碑亭」、ならびに1930年代に「日本の考古学者が黒竜江省寧安県および吉林省琿春市から発掘した渤海国の文物」などの返還運動をすすめています。
 世界的に見ると、すでに欧州などでは脱植民地化の一環としてアフリカなどから略奪した文化財を返還する動きが進んでいます。日本が自ら積極的に、中国から奪った文化財を「元の場所に返還する」ことは、日本が平和国家を志向することを現実的に示す重要な行為です。

(*私たちは、皆さまからいただいた賛同署名の筆数を定期的に関係機関に報告し、中国文化財の速やかな返還を促します。)

共同署名(全文)をご確認の上、ご賛同が頂ける場合は下記フォームからご署名をいただけると幸いです。

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